ハローワークやインターネットの求人を拝見していると、『利益供与型』になっているケースをよく見かけます。『利益供与型』とは簡単に説明すると「こんな仕事を給与〇〇円でやってくれる人いませんか」といった内容の求人です。例えるなら「桃太郎がきびだんごをあげるから鬼退治を手伝ってくれませんか」といった内容です。これでは売り手市場の現在では大手企業には勝てず、給与額の競争になってしまいます。
ゼロコスト採用コンサルティングでは、就業中の従業員と一緒に貴社の魅力や働きがいを考えていきます。そして『理念共有型』つまり「こんな会社(貴社の特徴)で、あなた(具体的な人物像)が、こんな活躍(将来性)してみませんか」といった内容を作り上げていきます。
コンサルティングイメージ
利益供与型から理念共有型へ
求職者の『応募の壁』を意識する
求職者があなたの会社を探し、応募するまでにはいくつかの壁があります。
一つ目の壁は無数にある求人広告の中から自社の広告を見つけてもらうことです。(検索の壁)
二つ目の壁は一覧表示された画面から自社の詳細画面を選択し頂くことです。(選択の壁)
三つ目の壁は応募ボタンを押して頂くことです。(心理の壁)
この一つ一つに自社にあった対策をしていく必要があります。ゼロコスト採用コンサルティングでは応募ターゲットを広げるのではなく、具体的な人物像を明確にすることで、その属性の方にピンポイントで訴求していきます。全体的な応募数は減少しますが、ターゲットを明確にすることで採用効率を向上させていきます。
求職者目線での求人票の作成
求人家策の三大検索軸は「職種」「給与」「勤務地」です。しかし、求人欄で最も注視時間が長いのは「仕事内容」で、「仕事内容」の注視割合18.05%、2位の「就業時間」が8.99%という調査結果があります。(労働政策研究報告書No.147より)
また、労働局「就職活動に関するアンケート」によると、求職者が仕事内容に記載してほしい内容は「1日の具体的な業務量」「最初に覚える仕事」「未経験者が仕事を覚えるまでの時間」でとなっています。
こういった内容を盛り込んでいくことはもちろん、具体的な仕事内容だけにとらわれず「仕事の一連の流れ」「一日の仕事の流れ」「付随業務」「採用後のキャリアアップ」「自社の欲しい 人物像」なども記載内容として検討する必要があります。
こういった具体的な内容を掲載するためには、単に求人広告の取材だけでは足りず、従業員の方に参加して頂いたワークショップで網羅していく必要があります。
面接で応募者に笑顔はありますか?
面接官には
・応募者の良い点を引き出し見極める
・会社の代表として「この会社に入りたい」と思わせる
といったことが求められています。現在の市場動向は売手市場であり、求職者も複数の企業に応募しているのが一般的です。だからこそターゲットを絞って応募して頂いた方を簡単に見逃すわけにはいきません。応募者の『この会社で働きたい』は面接官の『この人がいる会社で働きたい』と同等であることを意識しましょう。応募者の笑顔があるかないかが一つのバロメーターになります。
社内に根付かせる
ゼロコスト採用コンサルティングはハローワークを中心としているため、狙った効果が得られなかったとしても検証⇒改善が比較的容易にでき、継続的に改善を実施することで継続的な効果が見込めます。また、従業員にも参加頂きながらワークショップ形式で進めていきますので、再現性が高く次回の求人募集においても社内でプロジェクトチームを組んで実施することも可能です。従業員参加型なので
・従業員のモチベーションのアップ
・経営理念や会社方針の徹底
・社内意見の収集
といった効果も同時に得ることができます。