2023年度新卒研修

2023年度の新卒社員研修を開始!

さて、今日はその新卒社員研修についてです。

新卒研修の時期

今年もいよいよ新卒研修を開始させて頂きました。

そして、今年は4月中に全部で10.5日、

全84時間を担当させて頂きます。

毎年のことですが、緊張しております。

なぜなら、新卒社員にとっては

社会人になるという人生でも一度しかないタイミングの

初期研修を担当させて頂くわけで、

新卒社員の社会人生活を大きく左右することになるからです

私も、新卒で入社した会社で教わったことを

今でも教訓として実施していることも少なくありません。

※詳しくは「私の新入社員研修実体験(数十年前の話です)!」を参照ください。

研修内容

今年は昨年と比較すると、

道徳研修、業界研究、キャリアプラン、マネープラン

という項目について前年の内容をブラッシュアップして実施していきます。

道徳研修

今年度は「事例で学ぶ道徳心」という新しい項目を追加し、

日本国民の自由や公共の福祉による自由の制限、

実際の事件を題材とした道徳心について考えていきます。

そして、理解が深まるように

事例の読み込み⇒個人の感想⇒グループで共有⇒アウトプット⇒歯止め

の順番
で行っていく予定をしていますので、

新入社員の方にもわかりやすく、印象に残る内容を提供していきます。

業界研究

今回は建設業での新入社員研修ですので、

自分が働くことになる業界について詳しく調べて頂きます。

そもそも、建設業とは?からスタートし、

建築と土木の違い⇒27の専門工事分類⇒建設業の市場規模⇒

建設業売上ランキング⇒上位企業の特徴⇒自社の特徴⇒

自社の将来性⇒自社での自分の将来
といった内容まで

自分で調べて頂きながら、

補足説明を加えて落とし込んでいきます。

これによって、自分が今後従事していく業界に

深く興味を持って頂き、やる気と将来性を醸成していきます。

キャリアプラン

単純にキャリアプランと言っても

高校卒業したての社員に

将来を考えて頂くのは少し酷な話です。

そこで、会社とは何か?

ということからスタートし、

会社を構成する人々⇒会社を構成する組織⇒

会社で働く人の雇用形態⇒会社で働く人の役職

といったことをインターネットで調べて頂きます。

そのうえで曼陀羅チャート

(大谷翔平選手が高校時代に作成していたことで有名)

を作成して頂きます。

最終的に、現在から定年を迎えるであろう年齢までの

キャリアプランを各自で作成
して頂きます。

また、会社のあり方や、役職、雇用形態などを

事前に理解して頂いた上で将来像を落とし込んでいきますので、

自分の将来がイメージしやすくなるプログラムとなっております。

マネープラン

多くの新卒社員はアルバイトの経験はあると思いますが、

社会人として働きだすと給与額全てが

自分の収入となるわけではありません。

実際に、私も過去に自分の給与明細を見て

様々な控除が行われていること、

その金額にちょっと引いたことを覚えています。

そこで「額面」と「手取り」の違いからスタートし、

給与から控除される税金⇒所得税と年末調整⇒

給与から控除される社会保険⇒労災保険の適用と給付⇒

雇用保険の適用と給付⇒健康保険の適用と給付⇒

厚生年金の適用と給付⇒老後への対応⇒住宅ローン⇒

車の保有
といった内容をインターネットで調べて頂きます。

その上で、マネープランとして、収入として自分の収入、

配偶者の収入、支出として子供の学費、光熱費、交遊費、

通信費、生命保険などをシミュレーションして頂き

最終的に貯蓄額などを算出
して頂きます。

また、社会保険について事前に学ぶことは、

単純に控除されているというマイナスのイメージではなく、

自分に万が一のことが発生した時の給付を理解することで

マイナスイメージを払拭していきます。

2023年度新卒研修まとめ

もちろん、前述の内容以外に

ビジネスマナー、仕事のルールと基本、社会人基礎力、

ビジネススキル、コンプライアンス、PC基本操作

といった内容も実施
していきますので、

盛沢山の10.5日になることは間違いございません。

ブログを記載していて感じたのですが、

今回のブログの内容はちょっと宣伝くさいなと思った半面、

改めてこれだけの準備をし、

この内容を新卒社員研修として実施すれば、

全てが伝わることは無いにしても、

新入社員の心の中に一つでも二つでも

良い影響があると思えた次第です。

新卒社員研修(2023年度)を終えて

本年度の新卒社員研修を終えて

本年度の新卒社員研修を終えて

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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