都道府県別の最低賃金

都道府県別の最低賃金審議会から

最低賃金に関する答申が発表されました。

 

これによって2024年10月初旬から

順番に全国で最低賃金が引き上げられます。

 

最低賃金の決定方法

では、この最低賃金ですが

実際にどの様にして決定されるのでしょう?

 

まず、厚生労働省の

中央最低賃金審議会が

夏ごろに引き上げ額の

目安を発表します。

 

たとえば、今年度は

全国で50円の引き上げ額が

目安として示されました。

 

次に、各都道府県の

地方最低賃金審議会で

地方の実情を踏まえた

審議と答申が行われます。

 

今回でいえばこの全国の答申が

発表されたタイミングです。

 

最終的には都道府県の

労働局長が決定を行います。

 

都道府県別最低賃金ランキング

では、今回発表された

都道府県別の答申の内容を

ランキング形式で見たいと思います。

 

都道府県別の最高値

これは、昨年と全く変動がない

ランキングでした。

 

まず、1位 東京都 1163円

前年も1位で1113円

前年差額は50円です。

 

次に、2位 神奈川県 1162円

前年も2位で1112円

前年差額は50円です。

 

そして、3位 大阪府 1114円

前年も3位で1064円

前年差額は50円です。

 

都道府県別の最安値

まず、1位 秋田県 951円

前年は40位で897円

前年差額は54円です。

 

次に、2位 これは複数あります。

岩手県 952円

前年は47位で893円

前年差額は59円です。

 

高知県 952円

前年は40位で897円

前年差額は55円です。

 

熊本県 952円

前年は37位で898円

前年差額は54円です。

 

宮崎県 952円

前年は40位で897円

前年差額は55円です。

 

沖縄県 952円

前年は45位で896円

前年差額は56円です。

 

都道府県別の上がり幅

まず、1位 徳島県 84円アップ

前年の45位から27位に

大幅ランクアップです。

ちなみに896円⇒980円です。

 

次に、2位 愛媛県 59円アップ

前年の40位から34位に

ランクアップです。

ちなみに897円⇒956円です。

 

そして、同額2位 岩手県 59円アップ

前年の47位から42位に

ランクアップです。

ちなみに893円⇒952円です。

 

さて、皆さんの予想と

この結果は合致していましたか?

 

まとめ

今回の最低賃金改正は

中央審議会は50円アップ

指針として示しました。

 

しかし、都道府県別の答申を

全国加重平均すると51円

中央審議会を上回る結果でした。

 

やはり、賃上げが叫ばれる

現在の状況を反映した結果となりました。

 

次は10月以降で

この最低賃金引き上げの効果を

毎月勤労統計を活用して

検証していきたいと思います。

最低賃金1,054円に!

最低賃金1,054円に!

最低賃金1,054円に!

厚生労働省「令和6年度地域別最低賃金答申状況

 

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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