先週に引き続き、労働市場の現状をクイズ形式で確認しましょう。厚生労働省「毎月勤労統計 令和7年1月」のデータをもとに、4つのクイズを出題します。
Q1. 月額現金給与額は?
厚生労働省の調査によると、一般労働者の平均月額現金給与額は次のうちどれでしょう?
- A. 330,739円
- B. 367,949円
- C. 375,708円
- D. 379,253円
正解:D 379,253円
- Aは教育・学習支援業、Bは製造業、Cは運輸業・郵便業の金額です。
- 前年同月比で2.7%増加しており、賃上げの効果が見られます。
Q2. 労働時間が長い業種トップ3は?
一般労働者の総実労働時間が多い順に並べると、次のうちどれでしょう?
- A. 飲食サービス業等 → 運輸業・郵便業 → 建設業
- B. 飲食サービス業等 → 建設業 → 運輸業・郵便業
- C. 運輸業・郵便業 → 飲食サービス業等 → 建設業
- D. 運輸業・郵便業 → 建設業 → 飲食サービス業等
正解:A 飲食サービス業等 → 運輸業・郵便業 → 建設業
- 1位:飲食サービス業等(170.6時間)
- 2位:運輸業・郵便業(167.4時間)
- 3位:鉱業・採石業等(157.5時間)
- 建設業は10位(151.1時間)です。
Q3. 労働者数が多い業種トップ5の5位は?
労働者数が多い業種トップ5は以下の通りです。5位に入る業種はどれでしょう?
- 卸売業・小売業 9,383千人
- 医療・福祉 8,317千人
- 製造業 7,632千人
- その他サービス業 4,735千人
- ( ) 4,443千人
- A. 教育・学習支援業
- B. 運輸業・郵便業
- C. 飲食サービス業等
- D. 建設業
正解:C 飲食サービス業等
- 労働者総数は前年同月比1.7%増加しており、働き方改革の効果が見られます。
Q4. 実質賃金は?
令和2年平均を100とした場合、令和7年1月の実質賃金指数はどれでしょう?
- A. 86.0
- B. 82.5
- C. 83.5
- D. 82.0
正解:D 82.0
- 賃金は増加傾向ですが、実質賃金は減少傾向にあります。
まとめ
- 名目賃金は増加傾向ですが、実質賃金は減少しており、労働者が賃上げを実感しにくい状況です。
- 働き方改革により就業者数は増加していますが、建設業などでは人手不足が深刻です。
- 行政の統計資料を活用することで、労働市場の現状を把握できます。
ぜひ、今回のクイズを参考に、労働市場の現状について考えてみてください。
日本の労働力に関するクイズ:現状を徹底解説!
厚生労働省「毎月勤労統計」HPへ
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