高校生新卒採用のリアルな流れと実務ポイント

令和8年3月卒業者の高校生求人倍率は3.94倍(前年同期比+0.03ポイント)
求職者数約12万3千人に対し、求人数は約48万3千人と、人材獲得競争はますます激化しています。

では実際に、高校生の新卒採用はどのような流れで進むのでしょうか?
今回は、実務担当者が押さえておくべきポイントを時系列で整理します。


① 高校へのあいさつ(事前準備)

高校生採用では、まず高校との関係構築が重要です。

  • 事前に連絡し、必ずアポイントを取って訪問

  • 高校は「学業の場」であることを理解した対応が必要

  • 5月~7月は企業訪問が集中

  • 特に7月1日の求人票発行直後は訪問が殺到

➡ この時期は配慮ある訪問が求められます。


② 求人票受付(6月1日以降)

高校生採用は原則としてハローワーク経由で行います。

  • 毎年6月1日以降に受付開始

  • 「求人申込書(高卒)」を提出

  • もしくはハローワークインターネットサービスから入力

※インターネットサービスでは
「新規学卒者等」→「高卒」を選択する必要があります。


③ 求人票発行(7月1日以降)

7月1日以降、求人票が発行されます。

  • 推薦依頼校がある場合は、各高校へ送付または持参

  • 高校側はこの求人票をもとに生徒へ情報提供

ここから本格的な採用活動がスタートします。


④ 職場見学(夏休み期間)

多くの生徒は夏休みを利用して職場見学を実施します。

  • 多い生徒では4~5社を見学

  • 多くの高校で「事前見学」を推奨

➡ 見学対応は、企業イメージを左右する重要な機会です。


⑤ 応募開始(9月5日以降)

9月5日以降、学校から応募書類が提出されます。

  • 応募書類は「全国高等学校統一用紙」

  • 独自フォーマットの提出を求めてはいけない

  • 選考日程は高校と調整

⚠ 注意点
高卒採用は原則、企業から本人への直接連絡を禁止しています。


⑥ 採用選考(9月16日以降)

9月16日以降に面接等の選考が可能になります。

  • 面接

  • 適性検査 など

ルールに沿った公平な選考が求められます。


⑦ 結果通知

採否が決定した場合は速やかに通知します。

  • 学校および本人へ通知

  • 直接連絡禁止の場合は学校経由

  • 管轄ハローワークへ報告

スピードと正確性が重要です。


⑧ 入社準備

採用決定後も注意が必要です。

  • 入社案内

  • 入寮手続き

  • 研修案内

直接連絡禁止の場合は、引き続き高校経由で調整します。


まとめ:高校生採用は「ルール理解」が最重要

高校生の新卒採用は、

  • ハローワーク経由

  • 日程の厳格なルール

  • 学校との連携

  • 本人直接連絡の可否確認

など、独自のルールが多く存在します。

求人倍率が3.94倍という売り手市場の今だからこそ、
ルールを守りながら丁寧な採用活動を行うことが差別化につながります。

適正な手続きを理解し、信頼される企業として採用活動を進めていきましょう。

高校生採用の厳しさ!企業説明会から見えた現状と中小企業の活路

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ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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