言語化することの大切さ

言語化できていますか?

「何を?」という返答がありそうです。

今回はそんな言語化についてです。

中堅社員研修

当事務所の顧問先である企業で

3年間にわたり新卒研修をさせて

頂いております。

本当にありがたい限りで、

感謝しかございません。

何とその企業様で9月より

中堅社員研修を導入して

頂けることになりました。

本当に感謝感謝です。

そうは言ったものの、

内容的には新卒研修の内容を

中堅社員様に手直しした内容で

提供をさせて頂きます。

決してサボっている訳では

ございません。

先方との打ち合わせの中で、

難しい内容をやるよりは

新卒研修で行っている内容を

中堅社員にも行って欲しいという

要望を頂いたからです。

初期マネジメント段階

しかし、新卒研修の内容を

そのまま実施するのも

さすがに気が引けます。

そこで中堅社員ということで

次期マネージャークラスとなりますので

マネジメントの要素を

プラスアルファして提供しようと

考えております

そういった背景から、初期マネジメント段階で

意識して頂きたい「言語化」の要素を

盛り込んでいこうと考えております。

言語化の大切さ

今回の研修ですが、

建築会社での研修になるので、

この言語化が不得手な方も

多いのではないかと予想しております。

しかし、人に何かを伝えるとなると

言語化は必要不可欠です。

実際に、人に何かを教えるのは

難しいことだと思います。

そして、難しくなる要因のひとつは

言葉にしなければ伝えられないからです。

もちろん数年間仕事を続けている

中堅社員の方なら、

その仕事に対するコツ、

仕事の優先度、やっておくべき下準備、

効率の良い順番などを

既に覚えていると思います。

しかし、それを人に教えるとするならば

言語化しなければならないのです。

例えば、ネジを締める作業を行うときに、

ベテラン社員ならば

どれくらいの力加減で行えばよいか

体が覚えていると思います。

しかし、これを新人社員に教えるとなると、

どれ位の強さで締めなければならないかを

言葉で伝えなければならないのです。

だからこそマネジメントの第一歩は

自分が行ってきた仕事を

言語化することからのスタートになります。

言語化のメリット

伝達力の向上

前述の通り、言語化することは

相手に対して伝えることできます。

したがって、後輩に対してだけでなく

自分の意見全般を通しやすくなるのです。

実際に、上司に対して意見具申を行うときや

お客様に対して何か提案するときも

相手へ伝わり方次第で

自分の意見が通るか否かが決定されます。

つまり、言語化できるということは、

後輩に対しての指導力だけでなく

上司やお客様に対しても有効な手段となります。

言語化は頭の中が整理される

単純に思い付きで話しているだけでは

物事は伝わり難いです。

したがって、言語化する過程で

自分の頭の中でその物事を整理し

如何にして伝えるかを

考える工程が増えることになります。

すると、自分の中でその物事に対する

知識、情報などの過不足も確認でき、

自ずとその物事に対する整理が促進されます。

言語化は客観性が増す

これは自分の反省もあるのですが、

私も講師としてお話をさせて頂いている時に

途中で「私は何でこの話をしているのだろう?」

と迷子になるケースがあります。

周囲からはあまり気付かれないのですが、

正直そういったケースでは焦ります。

しかし、自分が言語化しているときというのは

それくらい客観的に自分を見ることをできるのです。

頭の中で考えているだけでは

この客観性はなかなか生まれません。

アウトプットするときに改めて

自分が話している、言語化している内容を

客観的に認識できるようになるのです。

まとめ

今回は言語化の大切さやメリットについて

記載をしてきました。

次のステップとしては

言語化を実施する

コツになるのですが、

今回のブログでは

書ききれませんので

改めてどこかのタイミングで

言語化のコツについて

記載していきたいと思います。

言葉で伝えることの難しさ!

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新人研修はゴルフのティーショット!

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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