「技能五輪全国大会」をご存じでしょうか?
この大会は 人材開発促進月間の取組 として実施されるようになったもので、毎年開催されています。
今年の大会は 10月17日~20日 に行われました。
大会の目的
技能五輪全国大会は、青年技能者(原則23歳以下)を対象としています。
主な目的は以下の通りです。
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技能競技を通じて努力目標を与える
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青年が技能に身近に触れる機会を提供する
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国民一般に対して技能の重要性・必要性をアピールする
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技能尊重の機運を広げる
つまり、若手人材の育成と社会全体での技能尊重の気運を高めるための大会なのです。
競技職種について
大会では 全41職種 が設けられており、大きく以下の分野に分かれます。
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機械系:9職種
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金属系:5職種
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建設・建築系:9職種
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電子技術系:5職種
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情報通信系:3職種
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サービス・ファッション系:10職種
この中でも「建設・建築系」には、次のような職種があります。
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タイル張り
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配管
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左官
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家具
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建具
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建築大工
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造園
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冷凍空調技術
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とび
今年の「タイル張り」課題
今年の「タイル張り」競技では、以下のような課題が課されました。
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図面に従い、床や壁にタイルを施工する

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すべてのデザインや施工方法は、細かく図面で指示されており、その通りに仕上げる必要がある

タイル張りは一見シンプルに思えますが、 精度・美しさ・スピード が求められる高度な技能です。
LIVE配信での観戦も可能
大会の模様は LIVE配信 でも公開されており、遠方からでも自社の青年技術者の活躍を確認できます。
すでに今年の大会は終了しましたが、来年に向けて自社の若手技術者に挑戦してもらうのも良いのではないでしょうか。
まとめ
技能五輪全国大会は、青年の技能向上と社会全体での技能尊重を目的とした大会です。
来年の大会に向けて、自社の若手人材のチャレンジを検討してみてはいかがでしょうか。


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