日本の人口統計

日本の1日という

厚生労働省が発表している資料を

ご存じでしょうか?

 

2024年8月27日に厚生労働白書が

発表されました。

 

その発表と同時に

発表されているのが

100人でみた日本と

日本の1日です。

 

令和6年版日本の1日

日本の人口について

まず、生まれるのは1,993人

次に、亡くなるのは4,318人

そして、1日の人口減少は2,325人

と発表されています。

 

では、十年前の平成26年版と

比較してみると

まず、生まれるのは2,821人

次に、亡くなるのは3,475人

そして、1日の人口減少は654人

と発表されています。

 

・・・・・・・んっ!

日本はヤバくないですか!

 

10年前の人口減少は654人に対して

現在は2,325人の約4倍

 

これは、年間で80万人以上の

人口減少ということです。

 

総人口の長期的推移

ここで筆者は気になりました。

筆者は学生時代に勉強が苦手だったので

〇〇時代の日本の人口など

気にしたこともなかったのです。

 

そこで、今回は総務省が発表している

日本の総人口の長期的推移を確認しました。

 

鎌倉時代の総人口

さて、統計で一番古いのは

鎌倉時代になります。

 

では「いい国つくろう鎌倉幕府」の

1192年の日本の総人口は何人でしょう?

 

・・・・・・・正解は!

757万人です。

 

これは、2023年の国別人口と比較すると

102位 ラオス 760万人

103位 香港  750万人

の間の位置になります。

 

室町時代の総人口

次に、二番目に統計で古いのは

室町時代になります。

 

では、足利尊氏が征夷代将軍となった

1338年の日本の総人口は何人でしょう?

 

・・・・・・・正解は!

818万人です。約150年で微増でしょうか。

 

ちなみに、これは2023年の都道府県人口では

3位 大阪府 877万人

4位 愛知県 748万人

の間の位置になります。

 

江戸幕府の総人口

さらに、時間は飛んで265年後の

江戸幕府ではどうだったのでしょう。

 

徳川家康が江戸幕府を設立した

1603年の日本の総人口は何人でしょう?

 

・・・・・・・正解は!

1,227万人です。この間で約1.5倍になりました。

 

近代化以降の日本の総人口

あまり細々と時代別に

人口を見ていると

飽きてしまいそうなので

ここからはダイジェストで発表します。

 

明治維新の1868年は

3,330万人であり

265年間で約2.7倍になりました。

 

次に終戦を迎えた1945年は

7,199万であり、

77年間で約2.2倍になります。

 

さらに日本の人口がピークを迎える

2004年においては12,784万人

59年間で約1.8倍となります。

 

つまり、明治維新以降の日本は

倍々ゲームの様に人口増加しました。

 

日本の人口減少時代の到来

前述の通り日本の人口は

現在では減少傾向にあります。

 

では、実際にどの位の減少率と

なっているのでしょうか?

 

ます、2023年は12,435万人

19年で約3%の減少です。

 

次に、2030年予測は11,522万人

7年で約8%の減少です。

 

さらに、2050年予測では9,515万人

20年で約18%の減少です。

 

最後に、2100年予測では4,771万人

50年で約50%の減少です。

 

さらに、この2100年予測は

低位推計が記載されており、

日本の人口は3,770万人

掲載されています。

 

つまり、わずか80年で

明治時代と同水準となる

予測が発表されています。

 

まとめ

日本の1日をキッカケに

日本の総人口長期推移を確認しました。

 

その結果は非常にショックが大きく

この80年で半減以下でした。

 

この日本の総人口から

労働力人口を計算すると

ゾッとします。

 

特殊出生率の改善も含め

働き方改革などを

推し進めていかなければ

日本の未来は

暗くなってしまうかもしれません。

人口100人でみた日本

人口100人でみた日本

人口100人でみた日本

総務省「我が国における総人口の長期的推移」資料

 

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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