自民党総裁選の労働政策①

自民党総裁選が

9月12日に告示されました。

 

自民党の党首を決定する選挙です。

しかし、実際には岸田首相の後任となる

日本の総理大臣を決定する選挙でもあります。

 

したがって、今後の労働政策に

大きな影響を与える可能性がありますので

その部分だけにスポットをあてたいと思います。

 

前提として政治色は極力出したくないので

政策内容と順番は自民党のHPの

順番と記載内容に限定して紹介します。

 

自民党総裁選候補者別政策

高市早苗

特に労働政策に関する内容は

確認することができませんでした。

 

しかし、しいて上げるとするならば

「成長都市と人材力の強化」として

国際競争力強化と人材育成に関する

戦略的支援を行うと記載があります。

 

小林鷹之

まず、賃金上昇を行き渡らせるために

価格転嫁の取組をあらゆる面から

協力し支援します。と記載があります。

 

それ以外は労働政策的な内容は

確認することができませんでした。

 

林芳正

まず、価格転嫁や人手不足に苦しむ

中小企業・小規模事業者支援を拡充し、

地域活力向上につなげます。と記載があります。

 

次に、非正規雇用の正規化や

チャイルドペナルティの解消といった

雇用・労働環境の改革を進めます。

と記載があります。

 

小泉進次郎

まず、働いても手取りが下がる

「年収の壁」を撤廃する。

そのための第一弾として

働いている方には原則、

高青年期が適用されるように

制度を見直す。と記載があります。

 

次に、労働者の健康確保を大前提に

残業時間規制の柔軟化も検討する。

と記載があります。

 

さらに、大企業正社員の解雇規制を見直す。

具体的には、大企業が

解雇を検討せざるを得ない状況になった場合、

大企業にリスキリング・学び直しと

再就職支援を義務付け、

成長分野へ移ることのできる制度を構想する。

と記載があります。

 

上川陽子

まず、命とくらしを守る

強力な物価高対策を講じ、

実質賃金アップを実現する。

と記載があります。

 

次に、最低賃金引上げ、

女性の所得向上を進める。

と記載があります。

 

さらに、団塊ジュニアが

65歳を迎える「2040年聞き」を直視し、

全ての国民が活躍できる

「持続可能な社会」を目指す。

リスキリングを支援するとともに、

AIやロボットを活用し、

働きやすい環境を整える。

と記載があります。

 

加藤勝信

まず、取り組むべきは

賃上げ・所得の倍増。

賃上げ促進税制の拡充や

収入の壁を意識せず働ける環境整備、

保育士・教職員・医療介護福祉職員などの

さらなる処遇改善など、

予算、税制、規制改革を総動員。

と記載があります。

 

次に、男女賃金格差の是正、

企業役員・観光庁幹部・議員の

女性比率向上、

カスハラ対策強化など

働きやすい環境整備、

人材への投資、労働生産性向上投資の促進、

弾力的な働き方の促進。

と記載があります。

自民党総裁選の労働政策②に続く

また、自民党総裁選の労働政策②は9月20日(月)に

アップ予定となっております。

渡瀬社会保険労務士事務所HP

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ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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