【衝撃データ】大阪の雇用情勢、実は悪化中!?労働市場ニュース深掘りクイズ

大阪労働局が毎月公表している「労働市場ニュース」。この資料には、大阪の有効求人倍率をはじめ、一般職業紹介状況や最近の雇用失業情勢など、大阪の労働市場を理解する上で重要なデータが満載です。

今回は、この「大阪労働市場ニュース(令和7年3月分)」の内容からクイズ形式で大阪の労働市場について学んでいきましょう!


第一問

大阪の労働市場は「現下の雇用失業情勢は、改善の動きが(  )いる。」と発表されています。(  )に入る正しい内容はどれでしょう?

  1. 強まって
  2. やや強まって
  3. やや弱まって
  4. 弱まって

ちなみに、「現下の雇用失業情勢は、弱まっている」という表現は、令和6年5月から11ヶ月連続で使用されています。このことから、過去約1年間、大阪の雇用失業情勢は悪化傾向にあることがわかります。

正解:4. 弱まって


第二問

大阪の有効求人倍率(季節調整値)は(  )であり、前月より0.02ポイント上昇で2ヵ月ぶりの上昇である。(  )に入る正しい内容はどれでしょう?

  1. 1.19倍
  2. 1.22倍
  3. 1.23倍
  4. 1.29倍

参考までに、選択肢2の1.22倍は令和6年4月の数値で、「現下の雇用失業情勢は、持ち直しの動きに弱さが見られる。」から現在の「現下の雇用失業情勢は、弱まっている」へと変化した時期の数値です。

正解:3. 1.23倍


第三問

第二問の有効求人倍率(季節調整値)は公表値として受理地別の数値が使用されています。では、大阪の就業地別有効求人倍率(季節調整値)は何倍でしょう?

  1. 1.04倍
  2. 1.14倍
  3. 1.24倍
  4. 1.34倍

大阪には本社を置く企業も多いため、受理地で集計された有効求人倍率は、実際に大阪で働く人の求人倍率(就業地別)よりも高く出る傾向があります。公表されている数値だけを見ると、実際の採用・求職活動の状況とずれが生じる可能性がある点に注意が必要です。

正解:1. 1.04倍


第四問

大阪府下の月間有効求職者数は154,187人、月間有効求人数は197,062件です。では、大阪府下のハローワークを通じて就職した就職件数は何件でしょう?

  1. 2,656件
  2. 6,562件
  3. 32,656件
  4. 65,623件

この就職件数を一般とパートに分けると、一般が2,702件、パートが3,860件となっています。また、現在、大阪府下には関連施設を含めて38のハローワークがあります。

正解:2. 6,562件


第五問

大阪府下の主要産業別新規求人数TOP5は以下の通りです。( )に入る産業はどれでしょう? ※サービス業(他に分類されない)は除きます

1位 医療・福祉 17,109件 2位 宿泊・飲食サービス 9,116件 3位 卸売業・小売業 5,826件 4位 (  ) 4,687件 5位 製造業 4,601件

  1. 建設業
  2. 運輸業・郵便業
  3. 情報通信業
  4. 生活関連サービス・娯楽業
  5. 教育・学習支援業

一年前のデータでは、建設業は3位で新規求人数も今回よりも約800件多くなっていました。これは、万博関連の建設ラッシュが一段落した影響と考えられます。

正解:1. 建設業


クイズはいかがでしたでしょうか?

「大阪労働市場ニュース」には、今回ご紹介した以外にも様々なデータが掲載されており、大阪の労働市場の現状を深く理解することができます。

採用活動や求職活動を行う際には、ぜひこの「大阪労働市場ニュース」を参考にしてみてください。

厚生労働省 大阪労働局の「労働市場ニュース」はこちらから確認できます。

大阪の外国人労働者の実態をクイズ形式で学ぼう!

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ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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