早期退職と採用情報の不一致

早期退職する中途採用、定着する新卒採用

こんな状況に陥っている顧問先があります。

どうしてこのような状況が発生するのでしょうか?

今日はその辺りについて書きたいと思います。

採用情報と面接

まず、この状況を打破すべく現状把握を実施。

見えてきたのは求人情報と面接での説明差異でした。

そして、新卒採用においては、

高校卒業者→進路指導の先生

大学卒業者→大学のキャリアセンター

といった様に顧問先採用担当者と応募者の間に

第三者が介在していました。

一方、中途採用においては、

応募者の受付から採用面接を

顧問先採用担当者が直接行っていました。

この、第三者の介在が大きな差を分けたようです。

具体的には、採用担当者は1名でも多く、

優秀な人材を採用したいという思いがあります。

それが、結果的に採用情報と面接での説明に

差異を発生させました

もっと、直接的な表現をすれば、

採用に都合のよい説明を行ったのです。

しかし、新卒採用の場合は

この第三者の介在がそれを抑制しました。

逆に、中途採用においては、

入社後に「説明と違う」という思いが

早期退職を発生させる原因となりました。

一方、新卒採用においては

不明点や矛盾点を第三者が確認を行っていたので、

情報に齟齬が発生しにくい状況だったのです。

統計によると、入社前後の情報差異は早期退職の理由でも上位です。

つまり、これを以下に削減するかがポイントになります。

入社時研修の有無による早期退職

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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