経済と労災の関係について考えてみたいと思います。
まず、コロナ禍で停滞していた経済ですが、
コロナ前の時代に戻りつつあります。
すでに、業界によってはコロナ前の水準を上回る状況にあります。
コロナ禍で人々の生活様式が変化しました。
例えば、仕事のあり方についても
テレワーク
Web面談(商談)
DX化
など大きな変化がありました。
経済が活性化するということで、
テレワークから出勤になる人が増加しました。
すると、通勤災害の件数が増加しました。
また、経済対策として公共工事の件数が増加しました。
すると、工事現場での労働者災害が増加しました。
次に、Web化やDX化により人との関りが希薄になりつつあります。
すると、精神的にダメージを受ける可能性が高まります。
さらに、経済が活性化しても人手不足になれば、
一人当たりの負担が増加します。
結果として、残業が増加することになります。
すると、それによる脳・心疾患及び精神障害に係る労災請求件数が増加するなど、
様々な影響が予想され、実際に発生もしています。
この様に経済と労災はある意味比例関係にあります。
コロナ禍からの脱却はまだまだ始まったばかりだと思いますが、
人々の生活様式、仕事のあり方が変化したことにも配慮し、
労働災害の件数が減るような対策が必要になります。
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