ここでは固定残業手当の金額や時間数を計算する方法について記載していきたいと思います。
ここでは、既に月給は決定しており、
そこに固定残業手当を設定するケースを説明します。
例えば、月給30万円に対して固定残業手当を設定するとしましょう。
まずは、1カ月の所定労働時間を計算しなければなりません。
1日8時間勤務、土日祝休みとして計算してみます。
すると、1カ月の所定労働時間は8時間×20日=160時間程度になります。
そして、月給30万円÷月所定労働時間160時間=1875円が基本給部分になります。
次に、割増賃金は1875円に割増率1.25を乗じると2343.75円となります。
最後に、1円未満を切り上げ(四捨五入や切り捨ては労働者に不利な条件となります)
残業の単価は2344円となります。
そこに、20時間の固定残業手当を設定したいならば、
2344円×20時間=46,880円となります。
結果、月給/346,880円
基本給部分/300,000円
固定残業手当/46,880円
となります。
実際には、現在の給与に固定残業手当を設定するよりも、
現在の給与に固定残業手当を含む計算をしたいケースの方が多いと思います。
その計算方法については次のブログで紹介します。
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