固定残業手当の計算方法②

固定残業手当の計算方法①は

現在の月給に対して固定残業手当を設定する計算法でした。

次に、②では月給30万円に対して20時間の固定残業手当を含む計算方法を解説します。

①と同様に1カ月所定労働時間160時間とします。

そして、20時間分は残業単価となるので。

事前に20時間×割増率1.25とすると25時間となります。

月給30万円÷(月所定労働時間160時間+固定残業相当の25時間)=通常賃金単価1621.62162162円となります。

なので、賃金単価1622円とすると割増率1.25を乗じて残業単価は2027.5円となります。

そして、労働者の不利とならないように切り上げ残業単価を2028円と設定します。

残業単価2028円×20時間=40,560円が固定残業手当となりますので

、300,000円-40,560円=259,440円が通常賃金分に相当
します。

少し切りが悪いので、残業単価が通常賃金を下回らないように基本給部分を259,000円、

固定残業手当を41,000円としても問題はありません

固定残業手当導入の注意点!

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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