言葉で伝えることの難しさ!

言葉で伝える、ごく普通のことですが、

意外とこれが難しくもあります。

それが仕事内容であればなおさらです。

社内ミーティングを開催

先日、顧問先である建設業界の企業で

採用チームと工事部門責任者の

両方が参加するミーティングを

実施させて頂きました。

ミーティングの趣旨は

採用チームの工事部門理解度向上
です。

第一に、求人原稿と入社後待遇の

差異を最小化すること

第二に、採用チームが工事部門の

仕事内容などを理解して

求人原稿に反映できるようになること

第三に、面接誘導や面接時の説明力アップ

第四に、問い合わせなどへの

的確な返答が可能となるといったことです。

さすが成長企業だと思う

まず、ミーティングは事前に採用チームより

質問、疑問、確認などの事項を洗い出して

事前に数十項目の内容を工事部に連絡。

そして、工事部も事前に提出した内容について、

回答をミーティング前に準備して頂いていたので、

ミーティング自体は非常にスムーズに

実施することができました。

そして、両部門ともに事前準備(日本流でいう根回し)

をして頂いたので中身が濃いミーティングに

なったのではないでしょうか?

実際に立ち会わせて頂いて、

中身が濃いのもさることながら、

工事部の責任者クラスが

半分冗談も交えながらではありますが、

その言葉の端々から

自分たちの仕事へのプライド、

愛社精神、仕事への情熱などを感じることができ、

この会社が毎年、増収増益を達成している理由を垣間見ました

情熱、プライド、少しの照れ隠し

ミーティングは前述の通り、

事前に質問等の事項を伝達し、

それに対して返答を準備頂いていたのですが、

その中でも返答内容への質問、

より詳しく聞きたいこと、

追加で聞きたいことなどを

採用チーム主導で工事部の各責任者に

ヒアリングをしていきました。

言葉で伝える仕事のやりがい

その中で、3人の課長さんが口にされた

仕事のやりがいは何ですか?
という質問に対し、

・オーナー様の財産や夢を預かり形にする仕事

オーナー様が現場を見に来ることがあるが、

その時に家が建ち上がっていく光景を見て

喜んでいる姿を見ることができる

ひとつのものを作るときに

人との協力がなければ良いものを

作ることではできない。

自分、メーカーの工事担当者、

自社の事務員、協力業者、施主様など

多くの人が関わって
できる仕事

という言葉は自分たちの仕事への

プライドを感じる言葉
でした。

回答書にはもっと簡単にしか

書いていなかったのに、

ヒアリングするとそれぞれの口から

前向きな言葉を聞くことができました。

言葉で伝える他社との違い

同様に、他の企業との違いはどんなところですか?

退職者の出戻りが多い

(ここは、もっと具体的な事例を引き出せればよかった!反省😢)

前向きなチャレンジなら失敗しても会社が守ってくれる

他社と比較して自分の裁量が大きい

という言葉は皆さんの

愛社精神を感じることができ、

今まで一生懸命取り組んできたことが想像できました

それ以外にもインターンシップは導入可能ですか?

という質問に対して回答書では

「今のところ不可能です」ということだったのですが、

インターンシップが無理なら

仕事の一日体験会ならどうですか?

と質問したところ

電動工具体験ならすぐにでもできる

クレーン操作実演なら可能かな

何か簡単なものを作ってもらうなら考えられる

不可能どころか非常に可能性を感じる

返答が間髪を入れずに返ってきました

まとめ

今回のミーティング、

実は少し開催に不安を感じていました。

課長さん達の中には

職人出身の方もいらっしゃり、

こういったミーティングに

前向きに取り組んで頂けるのかどうか

不透明な部分もあったからです。

そこは部長さんを中心に

課長さん方も事前に回答を準備するなど

私の取り越し苦労ですんで

本当によかったです。

そして、回答書には

箇条書きで淡々と回答が書かれていたのですが、

数十項目に対してひとつひとつヒアリングを実施すると

工事部の皆さんのプライド・情熱・愛社精神を

感じる発言が連発!

後は採用チームの皆さんがこの内容を

原稿に反映させていく必要
があります。

これだけの素材を提供して頂いたわけですから

ここからは採用担当者の腕の見せ所です。

~~~その言葉で伝えることが難しいのですが…。

頑張れ採用チーム!これからもバックアップさせて頂きます。

求人前の準備

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ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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