毎年7月1日は、高校生の就職活動が解禁される日です。
ここ数年、顧問先の新卒採用を支援しており、今年は解禁前の企業説明会に2回参加しました。
そこで痛感したのは、高校生採用の厳しさが増しているという現実です。
京都での企業説明会:大手・有名企業に集中する高校生
1回目の企業説明会は京都で開催され、約50社の企業が参加していました。
しかし、高校生の参加者は50名から80名程度と企業の数に比べて少なめでした。
イベントの実施方法は20分間の説明を5クールという内容でした。
結果として顧問先企業の総着席数は10名にとどまりました。
直接高校生と話せる貴重な機会ではありましたが、もう少し多くの学生に話を聞いてもらいたかったというのが正直な感想です。
説明会全体を見渡すと、やはり大手企業や有名企業のブースには多くの高校生が着席しており、中小企業にとっては厳しい現実が浮き彫りになっていました。
高校単独説明会:中小企業にとっての光明
2回目の企業説明会は、ある高校単独での開催でした。
参加企業は限定された12社程度。
高校生の参加者は30数名で、イベントの実施方法は10分間の説明を11クールという内容でした。
この説明会は、高校生が強制的に着席するスタイルだったため、休憩の1クールを除いて全員に説明することができました。
この形式は、採用結果がどうなるかはまだ分かりませんが、非常に良かったと感じています。
なぜなら、進学希望の生徒に対しても、就職希望の生徒に対しても「地元にこんな企業もあるんだ」というアピールを十分にできたからです。
今後の高校生採用に向けて
年々厳しさを増す新卒採用ですが、高校生採用も例外ではありません。
今回のような高校生と直接話せる機会を設けていただけることは、中小企業にとって非常に重要だと改めて感じました。
これからも、こうした機会があれば積極的に参加していきたいと考えています。
顧問先の採用結果については、改めてブログでご報告できればと思います。
高卒採用最前線(Ver.2025年卒)
厚生労働省「就職活動スケジュール(新規高卒者)」資料
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