求人市場のトレンドが
めまぐるしく変わるようになって
何年も経ちます。
一昔前はアルバイトならこの媒体
パートならあの媒体
社員ならその媒体
といったようにセオリーがありました。
しかし、現在ではそういった
セオリーは存在しなくなったのでは
ないでしょうか?
求人市場の歴史
では、私が知る限りの
求人市場における歴史を
記載したいと思います。
求人媒体創刊期
そもそも、求人媒体が出来たのは
アルバイトニュース速報が
最初だったと記憶しています。
これは、後の「an」になるのですが、
大学の生協などで販売する
求人をまとめた新聞形式の媒体でした。
それまでは、個別の貼り紙や
友人・知人のつてなどを
活用して人を集めていましたが、
それをひとつに集約した形でした。
紙面媒体の隆盛期
次に産声を上げたのが
新聞折込による
求人媒体です。
たとえば、就職ジャーナル
他にも求人案内(現「しごと情報アイデム」)
といった媒体が創刊されました。
さらに、紙媒体隆盛期に突入し
たとえば、アルバイトを探すなら
「an」や「fromA」がありました。
そして、男性の転職をメインとした
「B-ing」「DODA」などの媒体。
さらに、女性をターゲットとした
「salida」や「とらばーゆ」など
が創刊されました。
とらばーゆなどは
女性の転職を意味する
流行語にもなったほど
紙媒体の隆盛期でした。
有料広告から無料広告へ
前述の媒体はどれも
書店やコンビニなどで
販売されていました。
しかし、求人媒体は
販売から無料の時代に
遷移していきます。
無料情報誌の総称を
フリーペーパーと呼び
以下の様な媒体が誕生しました。
たとえば、「TOWN WORK」
他にも、「JOBアイデム」
さらに「DOMO」
そして「Free an」
など様々な媒体が存在しました。
また、設置場所も
書店やコンビニに限らず
駅、商業施設、飲食店など
様々な場所で情報を
取得できる時代になりました。
求人市場のインターネット普及
このフリーペーパーと同時期に
一気に普及したのが
インターネットサイトです。
これまでの時代は
紙ベースが主流でしたので、
「印刷」が必須でした。
しかし、インターネットサイトは
印刷する必要がないので
この時代に非常に多くの企業が
求人媒体に新規参入しました。
たとえば、現在は
転職4大媒体と言われている
「en転職」や「マイナビ」などの
媒体が設立されたのもこの時期です。
その一方で紙媒体であった
B-ingはリクナビNEXTに
DODAは名称そのままに
インターネットサイトへと
転身していきました。
求人市場の有料広告からの脱却
ここまでの時代は
紙ベース・インターネット媒体共に
求人者より広告料を頂いて
広告を掲載するスタイルでした。
しかし、ここからの時代は
いわゆる成果報酬型のネット媒体が
乱立していくことになります。
たとえば、最近流行している
ダイレクトリクルーティングサイト
ならば「BIZREACH」「RECRUIT DIRECT SCOUT」
「ミイダス」などが有名です。
また、求人ポータルサイトで
クリック課金型ならば
「indeed」「求人ボックス」「スタンバイ」
などが代表格になります。
それ以外にも専門的なサイトも増え
たとえばドライバー求人専門なら
「ドラEVER」「ドラピタ」
などが存在します。
また、建築系の職人さん専門なら
「職人さんドットコム」「職人スタイル」
などが存在します。
まとめ
この様な流れで求人市場は
変化してきました。
そして、専門求人サイトや
求人ポータルサイトの存在など
求人者も求職者も
これを使えば大丈夫という
媒体が存在しなくなっています。
したがって、求職者でも
「このサイトを使用しています」
という人は減少傾向です。
それと相反するように
Googleなどの検索エンジンで
直接希望条件を入力して
検索する人が増加傾向にあります。
この方達は自分がどのサイトから
応募したのかも明確ではありません。
そして求人者は何かの媒体を
使用するだけではなく
こういった検索エンジンからの
流入者も意識する必要があります。
求人ポータルサイト徹底比較
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