無言のアピールとは?

無言のアピールというのをご存じでしょうか?

自己PRの様に積極的にアピールするだけでなく、

書いている文書だけでアピールすることです。

以前、「職務経歴書 2つの作成方法」のブログで

無言のアピールについて触れました。

今回は職務経歴書の作成時に

役立つ無言のアピール方法について

記載したいと思います。


突然ですが皆さんは

文章を書くのは得意ですか?

私はあまり得意な方ではありません。

正直、このブログを書いているのも

悪戦苦闘しています。

そんな私でも、事実を記載するだけなら

比較的簡単にできます。

実はこの単純に事実を記載していく方が

意外と相手に好印象を持って頂くことがあります

具体例

私が運営している職業訓練を例に考えてみます。

事実の記載

職業訓練「建築CAD科」を受講

期間    令和4年6月~令和4年9月(3ヶ月間)

時間    9:30~16:00

総訓練時間 307時間

使用CAD  AutoCAD LT 2022

訓練内容  ・AutoCAD基本操作 (作図・修正コマンド)

・建築の基礎知識、建築図面の基礎

・平面図、断面図、立面図の作図

・建築CAD検定3級過去問題

・建築CAD検定2級過去問題

(1/100平面図→1/50平面詳細図)

達成レベル  令和4年10月に建築CAD検定2級を受験予定

文章での記載

現在、求職者支援訓練「建築CAD科」を

受講してAutoCAD2022を

3ヶ月間勉強しております。

そして受講終了後の2022年10月に

建築CAD検定2級を受験予定です。

訓練ではAutoCAD2022を使用し

平面図・立面図・断面図等を作成したり、

建築CAD検定3級及び2級の

過去問にも取り組みました。

また、建築に関する基本的な知識も

習得しております。

上記2つの文例は同じ内容を基に

作成しております。

さて、皆さんはどちらの記載方法に

仕事ができそうなイメージを持てますか?

この質問を就職支援の授業で行うと、

90%以上の方が「事実の記載」の方に

仕事ができそうなイメージが持てる
と返答されます。

皆さんは如何でしょう?

残念なお知らせ

前述の事実の記載は

当校のパンフレットに記載されている

内容を抜粋(コピー&ペースト)した内容です。

一方、文章での記載については

その内容を基に私が文章化したものです。

つまり、私の文章作成能力は

コピペに負けたのです。

しかし、そんなものです。

なぜなら、私にもっと文才があるのならば、

作家などの物書きの職業に就けばよいのです。

結論!

自分の職歴を文章で考えるのは

非常に難しい!

ならば、文章で考えるよりも、

自分の職歴において

実際に行っていた内容を

数字を交えて記載(事実の記載)して下さい。

すると、相手に伝わりやすくなります。

そして結果として仕事ができるイメージを

持って頂くことができる
のです。

これこそが無言のアピールです。

採用担当者の方へ

釈迦に説法かもしれませんが、

職務経歴書の作成方法や

まとめ方からでも

その方のビジネス基礎スキルを

推し量ることは可能です。

したがって、いつもと少し違う角度から

書類選考を実施してみるのもひとつの方法です。

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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