日本では労働力人口の減少に伴い、人手不足が深刻化しています。こうした状況の中で、外国人労働者の役割はますます重要になっています。
今回は、大阪における外国人労働者の実態をクイズ形式で楽しく学んでみましょう!
※データは大阪労働局が発表する「大阪労働局における外国人雇用状況の届出状況」を基に作成しています。
第一問
大阪に外国人労働者はどれくらいの人数がいるでしょう?
- 10万人程度
- 13万人程度
- 15万人程度
- 17万人程度
- 20万人程度
正解:4(17万人程度)
最新の調査によると、大阪の外国人労働者数は174,699人で、前年同期比19.3%の増加となっています。また、外国人労働者を雇用する事業所は28,167か所と、前年同期比10.7%の増加。年々、外国人労働者の雇用が加速していることが分かります。
第二問
大阪の国籍別外国人労働者数で第3位はどの国?
- ネパール
- ブラジル
- ミャンマー
- 韓国
- タイ
正解:1(ネパール)
大阪における外国人労働者の国籍別人数は以下の通りです。
1位 ベトナム:60,871人
2位 中国(香港・マカオ含む):32,640人
3位 ネパール:17,085人
4位 フィリピン:10,354人
5位 インドネシア:10,178人
筆者としては、ネパールが3位というのは意外でした。フィリピンやインドネシアの方が多いイメージがあったので驚きですね。また、愛知県を中心とする中部エリアではブラジル人労働者が多いですが、西日本では比較的少なくなっています。
第三問
大阪の外国人労働者を最も多く雇用している産業は?
- 建設業
- 製造業
- 卸売業・小売業
- 宿泊・飲食・サービス業
- 医療・福祉
正解:2(製造業)
産業別の外国人労働者数は以下の通りです。
- 製造業:37,649人
- 卸売業・小売業:27,208人
- 宿泊・飲食・サービス業:25,006人
- 建設業:13,081人
- 医療・福祉:6,896人
思ったよりも建設業や医療・福祉分野で少ないのが現状です。
第四問
大阪の外国人労働者で最も多い在留資格は?
- 技能実習
- 資格外活動
- 身分に基づく在留資格
- 専門的・技術的分野の在留資格
- 特定活動
正解:4(専門的・技術的分野の在留資格)
在留資格別の外国人労働者数は以下の通りです。
- 専門的・技術的分野の在留資格:62,468人
- 資格外活動:46,991人
- 身分に基づく在留資格:31,289人
- 技能実習:27,557人
- 特定活動:6,394人
「技能実習」の割合が意外と少ないと感じた方も多いのではないでしょうか?
ちなみに、
- 資格外活動は「留学」など、本来就労不可の在留資格を持つ人が一定の条件の下で働くケースです。
- 身分に基づく在留資格とは、「日本人の配偶者」「永住者の配偶者」「永住者」「定住者」の4種類。
- 特定活動とは、「ワーキング・ホリデー」「インターンシップ」「企業内転勤」「留学後の就職活動」などの在留資格です。
外国人労働者まとめ
いかがでしたか?何問正解できたでしょうか?
現在、大阪府の人口は約875万人。そのうち労働力人口は約480万人です。つまり、大阪の労働力人口の約3.6%が外国人ということになります。
ちなみに、派遣労働者が労働力人口に占める割合が約2.5%なので、それを上回る割合で外国人労働者が活躍しているのです。
外国人労働者の重要性は今後ますます高まるでしょう。日本の社会を支える彼らの存在について、これからも注目していきたいですね!
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