労働力人口の減少がニュースになる機会も増え、
皆さんも耳にする回数が増えたのではないでしょうか?
そもそも、労働力人口とはどの様な人口なのでしょう?
独立行政法人労働政策研究・研修機構によると
労働力人口とは
15歳以上の人口のうち、就業者と完全失業者を
合わせた人口のことである。と定義されています。
このままだと少しわかりにくいので
分解して解説します。
まず、就業者は従業者と休業者に分類され、
従業者は何らか仕事をしている人です。
次に、休業者とは仕事を持ちながら
現在仕事をしていない人です。
そして、完全失業者とは
現在、仕事に就いていないが、
仕事があればすぐに就業できる人、
仕事を探している人、
事業を始める準備をしている人
になります。
結果、労働力人口は前述の人数を
全て足した人数と言うことになります。
そして、現在の日本における
労働力人口は6,902万人と発表されています。
年齢階級別労働力人口
これを年齢階級別に確認すると
15~24歳 572万人
25~34歳 1,151万人
35~45歳 1,346万人
45~54歳 1,671万人
55~64歳 1,235万人
65歳以上 927万人
となっております。
ここで、45~54歳の人数が非常に多いことに
気が付く方も多いと思います。
これは、いわゆる第二次ベビーブームと言われる世代です。
既に第一次ベビーブームである世代は70歳以上となり、
現役を引退されている方も多くいらっしゃいます。
この様に、日本の労働力人口は、
超高齢化社会である人口構造と密接な関係であり、
若者が少なくなる、歪な構造となっています。
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