採用する土壌を企業内に根付かせる。
今回はそんな内容です。
求人も効果なし!さらに退職者増!
最近、クライアントや顧問先などから
募集をしても応募も来ないし、
応募が来ても面接に来ない
という話をよく耳にします。
そして、せっかく採用しても
すぐに辞めてしまったり、
既存社員の退職も相次いでいる
という状況があるそうです。
実際に顧問先の企業では
2年間で70名の採用に成功したが、
そのうち約40名がすでに退職してしまい、
さらに既存社員も約30名退職しており、
結果として2年間で増減ゼロ、
まさに人材の自転車操業に陥っている状況でした。
全国求人情報協会の発表
今年の9月に全国求人情報協会
(日本全国の求人情報取扱事業者による業界団体)から、
主要15社による広告データ件数を
集計した結果が発表されました。
2022年9月の求人広告数は
前年比32.3%増という結果でした。
さらに、前年の2021年9月の
求人広告数は前年の37%増という結果でした。
これを再計算するなら
2022年9月の求人広告数は
2年前の2020年9月と比較すると
81.3%増加したことになります。
これはコロナ禍前の2019年9月に
迫る回復を見せている状況です。
応募が来ない!人が辞める!
このデータを確認いただいてわかる通り、
コロナは続いてますが人不足は既に
未曽有の人不足と言われた
コロナ禍前の状況に戻りつつあるのです。
だから、求人広告を掲載しても応募は来ないし、
これだけ求人数が増加すると
より条件の良い仕事を求めて
人が辞めてしまうのも当然の様に発生します。
さらに「応募が来ない!」と言う
企業担当者に確認をすると、
実際に応募がゼロなわけではなく
ターゲットする20代30代の方からの
応募がないという状況です。
皆さん日本が超高齢化社会に
突入していることはご存じですか?
実際に企業担当者が欲しいという
年齢層の人間とそれ以上の世代の人間が
何人いるのかを比較してみましょう。
まず、20代男性/6,138,821人
20代女性/5,837,731人
20代合計/11,976,552人
次に、30代男性/7,085,860人
30代女性/6,765,339人
30代合計/13,851,199人
さらに、40代男性/8,973,705人
40代女性/8,667,888人
40代合計/17,641,593人
そして、50代男性/8,752,183人
50代女性/8,626,035人
50代合計/17,378,218人
あなたの会社の魅力は何ですか?
単純な人数比較で50代の人間に対して
20代の人間は68.9%しか存在していないのです。
あなたの会社はこの30%以上少ない若者から
支持される魅力を持っていますか?
また、その魅力を相手に伝えられる程度に
言葉にできていますか?
・・・・・・・・・既に考えてしまい、
パッと思いつかなかったあなた!
その時点であなたの会社は採用する土壌が
既にできていません。
当社は業界内では他社より給与条件が良い
比較的アットホームな職場環境である
当社には頑張りに応える環境がある
といったことを思い浮かべたあなた!
あなたの会社も採用する土壌はできていません。
今の若者は「給与」では動きませんし、
「アットホーム」「頑張りに応える」
といった抽象的な表現は求人情報では
胡散臭いだけで相手に全く伝わりません。
まとめ
まずは現在の状況を
正しく理解する必要があります。
そして、企業は単純に求人広告を出せば
応募が入るという時代は既に終了しています。
なにより、条件面だけで労働者を確保しようとする
方法も既に通用しなくなっています。
現在の募集においては明確なターゲットをイメージして、
そういった属性の方にピンポイントで訴えかけるような手法で
求職者の心を動かさなければ応募ボタンを押しては頂けないのです。
ゼロコスト採用コンサルティングではこういった、
採用する土壌を企業内に醸成し、
その上で募集を開始していくプログラムです。
現在の求人状況でお困りの方がいらっしゃいましたら
一度お問い合わせください。
コメント
COMMENT