早期退職した新卒社員

新卒社員が早期退職してしまいました。

正直ショックを受けております。

 

今年も新卒研修を担当させて頂きました。

高卒採用者が4名+大卒1名だったので、

社会人になりたての入社時が

一番不安定になることは理解していました。

 

したがって、研修中もそうならないような

プログラムと運営を心掛けておりました

 

しかし、現実として早期退職を

目の当たりにするのは

やはりショックです。

 

退職の原因

しかし、いつまでもショックを

受けていても仕方がないので、

分析の要因と今後の対策を

考えたいと思います。

 

そこで、まずは退職原因について

整理しておきたいと思います。

 

退職時の面談で出てきた退職の要因は

以下のような内容でした。

 

・現場が遠く通勤の負担が大きい

・パワハラと思われる行為を目撃した

・そもそも体力がない

 

大雑把ではありますが、

まとめると上記のような内容でした。

 

早期退職の理由整理

では、ひとつひとつの要因について

実状に照らし合わせていきたいと思います。

 

現場が遠く通期の負担が大きい

これは建設業という仕事柄、

どうしても竣工単位などで

現場の変更は発生してしまいます。

 

そして、会社説明会や面接でも

この点については説明を

実施しておりました。

 

しかし、退職者は自分の想像よりも

広範囲だったとお話頂きました。

 

パワハラと思われる行為を目撃した

これについてはご自身も

ある程度の覚悟はしていたそうです。

 

しかし、実際に自分が被害を

受けたわけではなくても

他人の行為を見て精神的に

まいってしまったそうです。

 

そもそも体力がない

この件については面接時点で

(面接同席させて頂いておりました)

私も感じていたことではあります。

 

しかし、実際の工事現場に見学に

連れて行ったときに

現場の職人さんを見ながら

「かっこいい」と発言があり、

そのやりたい気持ちを

尊重したつもりでした。

 

早期退職の対策

やはりお仕事ですので

楽しいことばかりではありません。

 

したがって、今後も大変な部分は

事前にお伝えしていくことを

再徹底したいと思います。

 

さらに、パワハラと思われる行為は

社員教育の徹底が必要と思われます。

 

現在も中堅社員研修を

実施させて頂いておりますが、

今後は入社時研修などで

パワハラに関する内容を

伝えていきたいと思います。

 

そして、今回の事例は

悪しき事例として紹介し、

パワハラによる影響の大きさ

伝えていきます。

 

また、今後の採用面接については

夢や希望だけではなく

現実的なラインも加えて

判断することを心掛けます。

 

早期退職まとめ

今回の出来事は非常に

ショックであることは事実です。

 

そして、早期退職は

企業も新卒社員にも

メリットはありません

 

今後も今回のことを教訓に

やっていきたいと思います。

早期退職を防止するために

早期退職を防止するために

早期退職を防止するために

厚生労働省「新規学卒者の離職状況」HP

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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