厚生労働省編職業分類表という
存在をご存じでしょうか?
職業分類の活用
就職支援の中でも
履歴書・職務経歴書など
いわゆる応募書類について
支援をさせて頂くときに、
個々の職歴について
一般的な職種名称を
使用するようにお伝えしております。
そんな時にも活用可能なのが
この厚生労働省編職業分類表
になります。
もちろん求人社においても
募集をするときに活用頂くことで、
募集職種を一言で伝えることができ、
検索結果から詳細ページへの
誘導率を上げることも可能です。
また、語弊のない表記になりますので
応募者の誤解を招く可能性も低減されます。
また、この職業分類は
ハローワークでも活用されています。
したがって、ハローワークの職種分類に
則った職種名となりますので、
求職者の求人検索においても
ヒットする可能性が上がります。
厚生労働省編職業分類表とは
厚生労働省編職業分類とは、
日本標準職業分類との
整合性を保ちつつ、
職務の類似性、
公共職業安定機関における
求人・求職の取扱件数などに
基づいてそれぞれの職業に対して
社会的にどれだけ需給があるかを考慮し、
職業を体系的に分類したもので、
職業紹介事業等求人・求職のマッチングや、
求人・求職の職業別動向把握などを
行うために使用されます。
(厚生労働省HPより抜粋)
具体的には
まず、15の大分類
次に、99の中分類
そして、440の小分類
最後に、例示職業名が
記載されています。
また、各大分類・中分類・小分類には
職種に関する説明も記載さていますので、
自社の職種が該当するか否かを
確認するのにも役立ちます。
厚生労働省編職業分類の具体例
では、具体例を持って説明します。
例えば、建設系の職種です。
まず、大分類の中に
建設・土木・電気工事の職業があります。
そして、以下の様に説明されています。
建物又は土木工作物の建設の仕事、
建設現場・土木工事現場における
土砂の掘削などの仕事、
鉱物の採掘・採取の仕事、
電気・通信工事の仕事をいう。
次に、中分類として
建設躯体工事の職業、建設の職業、
土木の職業、採掘の職業
電気・通信工事の職業が分類されています。
そして、建設躯体工事の職業は
以下の様に説明されています。
建物の躯体工事又は
土木工作物の建設工事における、
鉄筋の組立の仕事、
型枠の組立の仕事、
とび(鳶)の仕事及び
解体の仕事をいう。
さらに、建設躯体工事の職業の
小分類として
型枠大工、とび工、解体工、鉄筋工
が分類されています。
そして、型枠大工は以下の様に説明されています。
木製の型枠を作製する仕事、
木製・金属製の型枠を用いて
コンクリート流し込み用型枠
及び型枠を支える支柱を組み立て、
取り付ける仕事並びに型枠を
解体する仕事に従事するものをいう。
最後に例示職業名として
型枠解体工、型枠工、コンクリート型枠組工
が例示されています。
また、例示の除外職種として
建築大工、コンクリート型入工
が除外例示されています。
まとめ
ここまでの説明の通り、
かなり細部まで説明書きと
分類が行われています。
そして繰り返しになりますが、
ハローワークの職種分類は
この分類に準じて行われています。
自社の職種を検討するとき、
応募書類に職種名を記載するとき
などに活用することで、
相手に対して伝えやすくなります。
是非、活用してみて下さい。
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