若年層の就職・離職の現状について

■ 新卒者の3年以内離職率

令和4年3月卒業者のデータを見ると、新卒者の3年以内離職率は以下の通りです。

  • 大卒:33.8%
  • 高卒:37.9%
  • 短大卒:44.5%
  • 中卒:54.1%

学歴が下がるほど離職率が高くなる傾向が見られます。また、事業所規模が小さいほど離職率が高い点も特徴です。


■ 年代別の失業率(2024年)

年代別に見ると、若年層ほど失業率が高い傾向があります。

  • 15~24歳:4.0%
  • 25~34歳:3.4%
  • 35~44歳:2.3%
  • 45~54歳:2.1%
  • 55~64歳:2.5%

特に35歳未満の若年層において、就業の不安定さが課題となっています。


■ 若者向け就職支援機関

こうした状況を踏まえ、若年層を支援する公的機関が整備されています。

わかものハローワーク(通称:わかハロ)

おおむね35歳未満の若者を対象に、正社員就職を支援するハローワークです。専門の相談員が配置され、個別支援を受けることができます。
大阪では梅田の阪急グランドビル内に設置されています。

地域若者サポートステーション(通称:サポステ)

働くことに悩みを抱える若者を支援する機関で、大阪府内には以下の地域に設置されています。

  • 大阪市中央区
  • 堺市
  • 東大阪市
  • 高槻市
  • 泉佐野市
  • 大阪市西区
  • 枚方市
  • 富田林市
  • 豊中市

■ 新卒求人倍率の動向

一方で、企業の採用意欲は高まっています。

  • 高校新卒者:求人倍率 3.94倍(令和7年度)
  • 大卒者:求人倍率 1.66倍

特に高校新卒者は売り手市場が顕著で、大手企業も高卒採用を強化しており、求人倍率は年々上昇しています。


■ 中卒就職の現状

中学新卒者の求人倍率は1.04倍と低水準です。
しかし、就職希望者数自体が大きく減少しています。

  • 令和8年3月卒:約672名
  • 平成8年3月卒:約10,322名

約30年でおよそ15分の1まで減少しており、中卒就職市場は規模自体が非常に小さくなっています。


■ まとめ

若年層は離職率・失業率ともに高い傾向がある一方で、新卒市場は売り手市場が続いています。
そのため、就職支援機関を活用しながら、早期離職を防ぎ、安定したキャリア形成を目指すことが重要です。

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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