働く女性の実状 ~令和6年の労働市場データから見る現状~

近年、女性の社会進出が進み、労働市場における女性の存在感はますます高まっています。

令和6年の統計データからは、女性の労働力人口や雇用状況、働く業界の傾向など、さまざまな実態が見えてきます。

今回は、令和6年のデータをもとに、働く女性の現状について紹介します。

女性の労働力人口は3,157万人

令和6年平均の女性の労働力人口は3,157万人となりました。

これは前年から33万人増加しており、女性の就業意欲や社会参加が引き続き高まっていることを示しています。

一方で、男性の労働力人口は3,800万人となり、前年より1万人減少しました。

男女を比較すると、女性の労働力人口の増加がより顕著となっています。

女性の労働力率は25歳から29歳がピーク

女性の労働力率は、いわゆる「M字カーブ(M字型)」と呼ばれる特徴があります。

令和6年のデータでは、最初のピークが25歳から29歳で88.9%となり、最も高い労働力率を記録しました。

その後、結婚や出産、育児などの影響で一時的に低下する傾向があります。

しかし、再び上昇し、45歳から49歳では83.9%となっています。

近年はM字カーブの谷が浅くなる傾向も見られます。

出産・育児と仕事を両立する女性が増えていることがうかがえます。

女性の雇用者数は2,830万人

令和6年平均の女性雇用者数は2,830万人でした。

また、女性の就業者数全体は3,082万人となっております。

この差である252万人は、自営業やフリーランスなどの形態で働いていると考えられます。

働き方の多様化が進む中で、企業に雇用される働き方だけでなく、自ら事業を営んだり、業務委託契約で働いたりする女性も増えていることが特徴です。

最も女性が多く働く産業は「医療・福祉」

産業別に見ると、女性雇用者数が最も多いのは医療・福祉分野です。

医療・福祉分野で働く女性は675万人にのぼり、女性雇用者全体の23.9%を占めています。

女性雇用者数が多い産業の順位は以下のとおりです。

  1. 医療・福祉
  2. 卸売業・小売業
  3. 製造業
  4. 宿泊業・飲食サービス業

高齢化の進展や医療・介護サービス需要の増加を背景に、医療・福祉分野が女性の主要な就業先となっています。

女性雇用者の約53%が非正規雇用

女性雇用者(役員を除く)のうち、非正規雇用者の割合は約53%となっています。

内訳は以下のとおりです。

  • 正規雇用者:1,299万人
  • 非正規雇用者:1,444万人

依然として非正規雇用の割合は高いものの、正規雇用者数は前年より31万人増加しており、女性の安定した雇用機会は徐々に拡大しています。

まとめ

令和6年のデータからは、女性の労働力人口や雇用者数が増加し、働く女性が社会の重要な担い手となっていることが分かります。

特に医療・福祉分野では多くの女性が活躍しており、また正規雇用者数も増加傾向にあります。

一方で、非正規雇用者の割合は依然として半数を超えており、雇用の安定化やキャリア形成支援は今後も重要な課題といえるでしょう。

働き方の多様化が進む中で、女性がライフステージに応じて柔軟に働き続けられる環境づくりが、ますます求められています。

女性労働者の推移

女性労働者の推移

女性労働者の推移

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ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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