入社時研修の有無による早期退職

入社時研修の有無と早期退職の関係性についてです。

まず、多くの会社当てはまることかもしれませんが、

新卒社員→入社時研修を実施

※某HPサイトでも新卒社員の入社時研修は平均1カ月前後

中途採用→既に経験があるので実施しない

という企業もある状況です。

実際に、私が知っている会社でも、

中途採用は1日~2日の社内手続きの説明だけです。

そして、その翌日には配属されてOJTを開始するケースが多くあります。

でも、本当にこれで十分でしょうか?

答えはNOです。

新卒社員の様にビジネスマナーなどの研修をするか否かは

会社の考え方にお任せします。

しかし、中途採用者も実際に困っていることが多いです。

某企業のアンケートによると

転職者の転職先でのとまどいランキン

1位/前職との仕事の進め方ややり方の違い=45.5%

2位/社内や業界用語等、専門知識が分からない=31.1%

3位/職場ならではの習慣や規範になじめない=24.6%

という結果でした。

この戸惑いをOJTだけでカバー可能でしょうか?

個人的には難しいと考えます。

やはり、上記内容をカバーするには座学研修が必要です。

現場では、上記内容を教えるのはOJT担当者になり、

その担当者の技量によって採用者の扱いは大きく左右されます。

だから、新卒社員と中途社員の研修のあり方の違いが、

中途採用者の不安を払拭することができずに、

そのまま早期退職へ大きな影響を与えてしまいます。

中途採用者はOJTで十分なのか?

 

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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