求人ポータルサイト徹底比較

求人ポータルサイトという名前をご存じですか?

もしかすると聞いたことがないかもしれません。

しかし、indeedと聞くこと聞いたことがあるのでは?

そう、indeedは求人ポータルサイトの代表格です。

求人ポータルサイト

そもそも、ポータルサイトと聞くと

GoogleやYahoo!を想像する人も少なくないと思います。

ポータルサイトとは「玄関」となるサイトのことです。

つまり、ネット検索を実施するときの一番初めのサイトです。

GoogleやYahoo!は総合型ポータルサイトなのに対し、

特定の検索を実施できるポータルサイトのことを

専門型ポータルサイトと呼ばれています。

つまり、求人ポータルサイトもその一種で、

求人を専門としたポータルサイトということになります。

この説明ではわからん!という人のために

もう少し簡単に説明します。

求人ポータルサイトはサイト自体が求人情報を

保有するのではなく、インターネット上に存在する

求人情報をプログラムによって収集します。

そして、その求人情報が存在する場所にリンクを

設定していくことで、求人情報だけの窓口となる

サイトを構築しています。

ひと昔前は、単純にリンクをしていたので、

情報をクリックするとリンク先に移動していました。

しかし、現在は情報自体を各媒体のフォーマットに

書き換えて表示されているので、

一見ではリンク先の情報には見えないと思います。

indeedとは?

indeedはこの求人ポータルサイトの代表格です。

そして、indeedJapan株式会社運営しており、

株式会社リクルートホールディングスが親会社になります。

HPによると全世界で

3億人以上の月間ユニークビジターがあり、

2.45億人がindeedに履歴書を登録しており、

8.5億人がクチコミや評価をしているサイトです。

求人ボックスとは?

次に、求人ボックスは株式会社カカクコムが運営する

求人ポータルサイトです。

価格.comや食べログも運営している会社です。

HPによると

月間800万人以上の方が利用され、

1,000万件以上の求人件数を掲載しているサイトです。

スタンバイとは?

最後に、スタンバイは株式会社スタンバイが運営する

求人ポータルサイトです。

株式会社ビズリーチの新規事業としてスタートし、

ヤフー株式会社を傘下に持つ

Zホールディングス株式会社と合弁会社として

再スタートした背景を持ちます。

HPによると

月間1,000万人以上のユーザー数があり、

1,000万件以上の求人件数を掲載しているサイトです。

求人ポータルサイト比較

今回はこの三大求人ポータルサイトを

比較していきたいと思います。

検索結果を比較

まず、前提条件として

CADに関する職種を

大阪市中央区で探すことにします。

なので、キーワードに「CAD」

勤務地に「大阪市中央区」で

各サイトで検索を実施します。

※2023年7月28日10:00の結果

indeed    18,647件

求人ボックス 2,535件

スタンバイ  2,818件

・・・なんで!

なぜ、こんな16,000件も差が発生するんじゃ!

indeedがぶっちぎりで件数が多い!

おそるべしindeed!

・・・よく見るとindeedの画面に

「25km以内」という表記があるぞ?

プルダウンしてみると、

地域内のみ、5km以内、10km以内、15km以内、

25km以内、50km以内、100km以内

と選択が可能になります。

なので、地域内のみを選択すると、

なんと件数が激減!訂正します。

indeed 3,127件

もちろん、好みの問題はありますが、

個人的には検索結果画面はスタンバイが

情報量や見やすさは一番Goodだと思います。

indeedの検索結果画面

求人ボックスの検索結果画面

スタンバイの検索結果画面

求人案件を比較

次に検索結果から

情報の詳細表示=求人案件を確認したいと思います。

indeed求人案件画面

求人ボックス求人案件画面

スタンバイ求人案件画面

画面構成は好みの問題があります。

だから、機能面で比較をしたいと思います。

まず、indeedは検索結果画面の横に

詳細情報が検索と同時に出現します。

次に、求人ボックスは検索結果と同じ画面に

詳細情報が表示されますが、

検索結果をクリックする必要があります。

最後に、スタンバイは検索結果をクリックすることで

別ページに移動して詳細情報が表示されます。

これに関してはクリック数の少なさで

indeedが使い勝手が良いです。

応募方法を比較

まず、indeedは独自の応募フォーマットが

用意されています。

求人ポータルサイトならではの、

リンク先毎に登録や入力する手間が削減されています。

※一部、リンク先での入力もあり。

次に、求人ボックスですが、

「かんたん応募」と記載のある求人については

独自の応募フォーマットが準備されているので、

indeed同様に手間が削減されています。

しかし、indeedと比較すると

独自フォーマットを使用できる件数は少ない感じがします。

最後に、スタンバイですが、

一部enゲージというサイトの機能を活用して

独自フォーマットが使用可能ではありますが、

基本的にはリンク先で応募することなります。

従って、リンク先毎での登録や入力が必要であり、

使い勝手としてはいまいちです。

求人ポータルサイトまとめ

検索結果画面はスタンバイ、

求人案件表示はindeed、

応募方法ではindeed

に分がありました(個人的感想)。

しかし、indeedは何といっても

25kmが気になります。

何回検索してもデフォルトが
  
25km以内になっているので、

毎回地域内のみに変更する必要があります。

なので、今回の比較結果としては、

indeedと求人ボックスが同格、

スタンバイは案件表示と応募方法に

改善が必要な気がします。

indeedトップ画面

求人ボックストップ画面

スタンバイトップ画面

ネットサイトは仕掛けがいっぱい!

 

 

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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