面接官としての心構え

面接官としての心構えを

意識して面接は行っていますか?

今年も3月1日に大学卒業生向け説明会の

解禁日を迎えました。

これから2024年卒業予定者の

採用活動が活発化していくことだと思います。

そして、採用活動において

その中心となるのが面接になります。

今日はそんな面接官としての

心構えについて記載していきたいと思います。

面接時に心がけること

面接は面接官にとっても

会社の将来を担う人材を

採用する役割であり、

会社の将来を左右するような

重要なミッション
でもあります。

そこで、改めて面接官として

気をつけるべきことについて

整理しておきたいと思います。

面接官は会社の代表であること

面接官は応募者にとっては、

入社前に接触する数少ない存在です。

だから、その会社の顔として

応募者から見られています。

応募者の「この会社で働きたい」は

面接官の「この人がいる会社で働きたい」と

同等
であることを意識しましょう。

従って、話し方、話す内容、質問事項、表情、服装

なども大切な要素となります。

なぜなら、人間の第一印象は3~5秒で形成され、

それを覆すには30分以上の時間を要するとも言われています。

まずは、面接官の身だしなみは

重要な要素であることも理解
しておきましょう。

リラックスできる環境の創造

応募者にとって面接は面接官と

当然、初対面であります。

そして、何を質問されるのだろうという不安、

採否によって自分の一生を左右する、

といったように緊張する要素が多数あります。

だから、面接官の役割は

応募者にプレッシャーをかけることではなく、

良い面を引き出し見極めること
です。

その為にも緊張感を和らげるような

アイスブレイクを入れるなどして、

リラックスして話せる環境を創造しましょう。

選ぶと同時に選ばれている

面接は企業の採用選考の場であることは間違いありません。

しかし、もう一方では面接官の態度次第で

内定をだしても辞退されてしまうことも多々あります

応募者にとって、就職活動とは

自分の人生を託す会社の選択でもありますので、

面接官の態度次第で優秀な人材を

取り逃がしてしまう
ことにも繋がります。

悪印象を与える態度

腕組み、脚組み、険しい表情、威圧的な態度は

応募者に悪印象を与える原因ともなります。

また、応募者の発言に対して

否定的な強い表現や

否定的な意見の多用は

同様に悪印象を与える原因になります。

否定的な発言をするのではなく、

肯定的に話を聞くスタンスを保持してください。

面接官は『会社の顔』ですので、

相手に好印象を与えるように、

笑顔で落ち着いた態度で対応
するようにしましょう。

書類等に必要以上に目を向ける

履歴書、職歴書、評価シートなど

必要以上に見ることは、

相手に対しして興味がない印象を与えてしまいます。

また、メモを取りすぎるのも

同様の印象を与えてしまいます。

なので、応募書類は事前に目を通し、

面接中のメモは最低限にし、

面接後に記入する
ようにしましょう。

面接官のNGな質問例

本人の資質と関係ない質問をする。

本籍・出生地、家族に関することを質問する。

住宅状況、生活環境について質問をする。

本人の自由意思に関する質問をする。

宗教、支持政党、生活信条、思想に関することに質問する。

労働組合の活動実績・加入実績、購読新聞、愛読書

なども特に本人の能力には直接的に関係のない質問に該当します。

ハラスメントの可能性がある質問として、

恋愛や交際相手に関すること、

結婚や配偶者に関すること、

出産や育児に関すること、

性別に関すること、

容姿に関すること(仕事上必要な場合を除く)

などを質問すると会社の品位を下げることになります



採用選考で注意すべきこと-面接でのNG質問 

面接官まとめ

最近では減っていますが、

応募者に威圧的な態度をとったり、

答えづらいような質問をするなど圧迫面接を行うと、

せっかく内定レベルにある応募者から内定辞退


されてしまう可能性が高まります。

面接官はその会社の顔であることを意識し、

応募者に「あなたがいるから、この会社を選びました」

と言って頂けるような態度
で面接に臨む必要があります。

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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