パーパスを採用にも活用しよう!

パーパスとは?

先日、顧問先の企業様で

改善発表会に参加させて頂きました。

各部署が年2回、半年間の

改善への取組みを発表されていらっしゃいます。

そしてその発表の中で

パーパスを題材とした発表を

されているチームがありました。

そもそもこのパーパスとは

いったい何なのでしょう?

パーパスの起源

まず、パーパス経営は元々アメリカの

大手投資運用会社である

ブラックロックのラリー・フィンクが

2018年に「パーパスの重要性」を

提唱したところから始まった

考え方であると言われています。

次に、パーパスは2019年8月19日に

米国トップ企業が所属する

財界ロビー団体「ビジネス・ラウンドテーブル」が、

「企業のパーパスに関する宣言」を

発表したのをきっかけに、

注目され始めたと言われています。

パーパスの意味

そもそもパーパス(purpose)とは

直訳すると目的、意図という意味

(ものの使用の)用途、(目的達成への)決心、

決意、効果、適切という意味です。

しかし、ビジネスシーンにおいては

企業の社会的存在意義、企業の志

といった意味で使用されています。

パーパスの実例

では、パーパスを制定せいている

企業の具体的な内容を紹介したいと思います。

その前に私は「建設業社労士」と

名乗っておりますので、

ここでは建設業の事例を紹介します。

大和ハウス工業

生きる歓びを分かち合える

世界の実現に向けて、

再生と循環の社会インフラと

生活文化を創造する。

積水ハウス

「わが家」を世界一幸せな場所にする。

鹿島建設

全社一体となって、

科学的合理主義と人道主義に基づく

創造的な進歩と発展を図り、

社業の発展を通じて社会に貢献する。

如何でしょう?

各社の特徴を感じませんか?

パーパスと採用

実は、当事務所をオープンするとき、

当事務所のホームページを作成するときに

既にパーパスと採用の関連性に触れています。

なぜなら、この理念と採用は

非常に密接に関連しているからです。

利益供与型の採用

『利益供与型』とは簡単に説明すると

こんな仕事を給与〇〇円で

やってくれる人いませんか

といった内容の求人です。

例えるなら「桃太郎がきびだんごを

あげるから鬼退治を手伝ってくれませんか」

といった内容です。

時代に応じて変化はしていますが、

一昔前で言えば「年収○○円以上可能!」

昨今で言えば「ワークライフバランスが充実!」

といった内容もこれに当たります。

理念共有型の採用

その一方、理念共有型の採用とは

「こんな会社(貴社の特徴)で、

あなた(具体的な人物像)が、

こんな活躍(将来性)してみませんか

といった内容を作り上げていきます。

つまり、企業パーパスに共感しそうな

ターゲット層を明確にします。

そして、そのターゲット層に向けて

こういった働き方で

将来この様になってみませんか?

というアプローチになります。

まとめ

前述の通りパーパスは採用に

活用することでも効力を発揮します。

そして、採用はどうしても

露出をあげようとすると

検索条件をよくするために

利益供与型になりがちです。

しかし、実際に入社後に活躍する

人物像とは利益供与型と

比較すると理念共有型で

採用した人材であることが多くなります

また、離職率の観点からも

利益供与型の採用は

より良い条件の会社があれば

転職を考える人も多くなります。

しかし、理念共有型での採用は

そのリスクを低減することも可能です。

中小企業ではパーパスと言われると

ハードルを高く感じるかもしれません。

したがって、当社はこうありたいという

企業理念や行動指針などを

採用に反映させることから

スタートしては如何でしょう?

建設業ゼロコスト採用コンサルティング

 

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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