精神的ダメージ

労災は精神的ダメージとも言える

精神障害に関する発表も行っています。

実際に、大阪労働局の発表では

労働者死傷病報告受理件数だけではなく、

脳・心疾患及び精神障害に係る労災請求件数

という発表も掲載しております。

これは、いわゆる過労死等に対する労災請求件数であり、

過労死等とは業務における過重な負荷による

脳血管疾患若しくは心臓疾患を原因とする死亡。

そして、業務における強い心理的負荷による

精神障害を原因とする自殺による死亡。

または、これらの脳血管疾患若しくは心臓疾患若しくは精神障害のことです。

そして、令和4年度の、脳・心疾患及び精神障害に係る労災請求件数は

423件でありました。

しかし、実際に労災と認定された件数は78件で、認定率は18.4%です。

令和3年度の請求件数は345件、

認定数は79件、

認定率は22.9%です。

労働者死傷病報告受理件数と比較すると

精神ダメージである精神障害に係る

労災請求件数自体が増加傾向にあります。

コロナ禍による人手不足、

少子化による労働力不足、

新規外国人労働者の受入不足

などによる個人への負担増が、

結果として精神的ダメージを受ける人が増加したことを

反映した結果ともいえるかもしれません。

経済と労災

大阪労働局

大阪労働局「令和5年4月労働月報」資料

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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