就職活動のスピードについて
考えたことはありますか?
仕事では「スピードはサービス」
などと言われています。
就職活動もスピード大切ですよ。
危険信号
就職支援を行ったり、
採用支援を行っているときに時々、
この案件に応募しようか迷っているんですよね?
先日、面接した人いい人だけど、
もしかしたらもっといい人が来るかもしれない
という話を聴くことがあります。
もし、皆さんもこういった発言を
されているようでしたらそれは要注意です。
就職活動で応募者が心がけること
就職支援をするときに
求職者にたとえ話をすることがあります。
それは「就職活動は椅子取りゲームみたいなものですよ」
ということです。
どういうことかと言えば、
内定という一つの椅子を
応募者という全員でよ~いどんで競っていき、
一名が内定を勝ち取るからです。
簡単に言うと遅れれば
それだけ就職活動は不利になるということです。
どれ位不利になるかを図式化すると下図の通りになります。
具体的に言えば、
ある案件にAさんが応募し、
Aさんはこの会社にとって
内定を出してもよいと思える
人材だったとしましょう。
Aさんから順番に応募があったとすると、
内定を争えるのはBさんだけになります。
一般的にこれを質問すると
内定が出てないのでEさん、
Fさんまで大丈夫という
意見があります。
しかし、実際には内定までの時間
というのは選考している時間よりも
社内稟議を通している時間の方が
長いのが一般的です。
つまり、Aさんが内定に値する人物である以上、
採用担当者としても
逃げられる前に内定を出したいので、
まともに勝負できるのはBさん位です。
採用担当者が心がけること
採用担当者にとっても
同様のことが言えます。
上図を例とするならば、
Aさんの面接を実施して
Fさんまでの面接日程が
決まっているので
AさんからFさんまで
全員を天秤にかけて
採用活動を行えば
内定辞退率が上がってしまいます。
当然の話ではありますが、
Aさんを含め多くの求職者は
同時進行で複数の会社の
選考を受けています。
実際に応募者対応をしていると、
自分が応募したにもかかわらず、
こちらから面接などの連絡を入れると
「私、応募していましたか?」
と聞かれることがあるほど、
複数の会社に同時進行で
応募を行っています。
これはネットの発展や
indeedの普及と共に顕著になってきました。
また、現在の売り手市場、人材不足の中で
全員を比較検討して結論を出すという行為は
例え大手企業であったとしても
他社との競争の中で
取り残されてしまう結果となります。
ましてや中小企業が、
そのような考えのもとで採用活動を行えば
採用活動は停滞してしまいます。
就職活動まとめ
応募者はスピードが命
応募者は応募するかどうかを
迷っている時間は無駄です。
ちょっとでも気になった案件ならば
即応募すべきです。
実際に、本当に悩むべきは
内定が出てからその会社に
入社すべきか断るかを
検討すればよいのです。
したがって、応募する前の段階から悩む、
迷うという行為は自分の
チャンスを減らしているだけです。
採用担当者は採用人物像を明確に
採用担当者ももちろん
スピードが大切なのですが、
採用担当者の場合は
単純に内定までのスピードを上げる
といっても限界があります。
したがって、複数人の比較検討で
一人を採用する手法ではなく、
予め設定している採用人物像に従って
応募者の採否を判断していきます。
そうすると無駄な時間を
省くことができるのと同時に、
内定までの時間を短縮させることで
辞退率を低下させることに繋がります。
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