毎月の健康保険料はどう決まる?協会けんぽの基本と知っておくべきポイント

会社員の健康保険として、多くの企業が加入している「協会けんぽ」。

毎月の給与から健康保険料が控除されていますが、その仕組みを詳しく知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。

今回は、協会けんぽについてポイントを絞ってまとめていきます。

標準報酬月額は50等級

健康保険料は、実際の給与額そのものではなく、「標準報酬月額」を基準に計算します。

協会けんぽの健康保険では、報酬月額に応じて50等級に区分されています。

給与が多少変動しても、一定の範囲ごとに区分された標準報酬月額を使って保険料を計算する仕組みです。

最高等級は50等級

協会けんぽの健康保険では、最高等級が50等級です。

報酬月額1,355,000円以上の場合、50等級に該当します。

標準報酬月額は、健康保険料だけでなく、社会保険の仕組みを理解するうえでも重要なポイントです。

保険料率は都道府県によって違う

協会けんぽの特徴の一つが、都道府県ごとに健康保険料率が異なることです。

令和8年度は、全国平均が9.90%であるのに対し、最も高いのが佐賀県の10.55%、最も低いのが新潟県の9.21%となっています。

保険料率は、医療費を基礎として、年齢構成や所得水準などの違いを調整して算出されています。

そのため、同じ給与額であっても、事業所の所在地によって健康保険料が異なる場合があります。

各都道府県には評議会がある

協会けんぽでは、各都道府県支部に「評議会」が設置されています。

これは、各地域の実情を踏まえ、協会けんぽの業務が適正に運営されるよう意見を聴くための仕組みです。

大学教授、弁護士、社会保険労務士など、さまざまな分野の有識者が参加しています。

「標準報酬月額」と「保険料率」がポイント

協会けんぽの健康保険料を理解するには、「標準報酬月額」と「保険料率」の2つを押さえることが大切です。

給与から毎月当たり前のように控除されている健康保険料ですが、その金額は一定のルールに基づいて決められています。

経営者や給与計算担当者はもちろん、従業員自身も仕組みを知っておくことで、給与明細の見方が変わってきます。

協会けんぽの制度は毎年度見直しが行われるため、保険料率などについては最新の情報を確認することも大切です。

社会保険料を「ただ給与から引かれるもの」と考えるのではなく、どのような仕組みで決まっているのかを知ることが、正しい労務管理の第一歩です。

社会保険料と建設業

社会保険料と建設業

社会保険料と建設業

協会けんぽHP

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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