就職氷河期世代支援の重要性を改めて実感

今年は、キャリアコンサルタント資格の更新年だったため、更新講習を受講しました。

キャリアコンサルタント資格制度は約10年前にスタートしましたが、制度開始と同時に資格登録を行ったため、今回で2回目の更新となります。

なお、前回更新時は、更新期間中にキャリアコンサルティング技能士2級に合格していたため、更新講習が免除となっていました。
そのため、登録から約10年で、今回が初めての更新講習受講となります。


キャリアコンサルタント更新講習とは?

キャリアコンサルタントの資格更新には、一定時間の講習受講が必要になります。

具体的には、

  • 知識講習:8時間
  • 実技講習:30時間

合計38時間の受講が必要です。

ただし、筆者は職業訓練においてキャリアコンサルティング業務に従事しているため、「実務従事に関する証明書」を提出することで、実技講習10時間分が免除されました。

その結果、今回は、

  • 知識講習:8時間
  • 実技講習:20時間

合計28時間の講習を受講しました。


今回受講した実技講習

今回の実技講習では、以下の3講座を受講しました。

① 就職活動支援のためのエントリーシート活用実践トレーニング(4時間)

応募書類の添削や支援方法について、実践的に学ぶ内容でした。

② 就職氷河期世代キャリアコンサルティング実践トレーニング(8時間)

就職氷河期世代特有の課題や支援方法について学ぶ講座です。

③ 働く人のメンタルヘルスとキャリアコンサルティング(8時間)

メンタルヘルスとキャリア形成支援の関係性について学びました。


特に印象に残った「就職氷河期世代支援」

今回の講習の中でも、特に印象に残ったのが「就職氷河期世代キャリアコンサルティング実践トレーニング」でした。

筆者自身も就職氷河期世代であるため、非常に学びの多い内容でした。

就職氷河期世代への支援では、

  • ネガティブな発言が多い
  • 複雑な背景を抱えている
  • 簡単には解決できない課題がある

など、特徴的な傾向があります。

そのため、単に職歴を確認するだけではなく、

  • 「好きなこと」
  • 「得意なこと」
  • 「楽しいと感じること」

など、プライベート面も含めた丁寧なヒアリングを行い、信頼関係を築くことが重要になります。

そこから、仕事につながるヒントや強みを一緒に見つけていくことが、支援の大切なポイントになると学びました。


支援において大切なステップ

実際の相談支援では、関係構築や支援の方向性を慎重に進める必要があります。

講習では、以下のようなステップを意識することの重要性を学びました。

  1. 相談しやすい雰囲気づくりと信頼関係の構築
  2. 働くことへの意識・意欲の確認
  3. 価値観や基本的スキルの確認
  4. 啓発的経験の提供
  5. キャリアパスの計画と確認
  6. 自己理解・仕事理解・組織理解の支援
  7. 正社員就職に向けたキャリア形成支援
  8. 方策の実行
  9. フォローアップの実施

こうした段階を踏みながら、長期的な視点で自立支援を行うことが大切になります。


これからの就職氷河期世代支援の重要性

就職氷河期世代は、今後も25年~30年ほど働き続ける可能性が高い世代です。

少子高齢化が進む日本において、この世代の就労支援は、本人だけでなく、日本全体の労働力確保や経済にも大きな影響を与える重要なテーマだと感じています。

今回の講習を通じて、キャリア支援の重要性を改めて実感するとともに、今後も一人ひとりに寄り添った支援を行っていきたいと思いました。

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ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

ゼロコスト採用コンサルタント 渡瀬 暢也

1972年・大阪府生まれ、日本大学経済学部卒業。
「ハローワーク活用7つの鉄則」で中小建設業の採用対策と社員が辞めない労務管理をサポートする社労士。求人営業を約10年、人材派遣を10年以上経験。2009年に職業訓練(建築CAD科)事業を立ち上げ運営も担当、ハローワーク活用の就職支援で約1,000名のCAD技術者を輩出。卒業生の短期離職で、就職支援の限界を痛感。労務管理改善を目指し社労士資格取得。中小建設業の採用難対策から労務管理を行う。建設業の採用をサポートし『20代の採用は10年以上振り』と感謝の声を頂く。若者離れの業界に採用戦略で風穴を開け、従業員の未来ある環境を真剣にサポートしている。

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